新刊・既刊一覧


ショートショートはもう沢山

著者:田畑農耕地 装幀:czu

価格:500円

2021年5月16日初版発行

文庫判・130ページ

ショートショートは、もうそれなりに沢山書いたから。

退屈な日常を嘆きつつ友人と家飲みする大学生、馬鹿らしくてもジンクスの実践が欠かせない中学生、いつも一緒の後輩に引っ張られてばかりの高校生……。小学生から大学院生まで、彼らのささやかなエピソードや少し不思議な体験を切り取ったショートストーリー七編を収録。

アンソロジー「花」参加作(「綺麗な花の使い方」)

アンソロジー「imagine」参加作(「わたしたちの呪術的思考活用入門」)

●「アンソロジー光」参加作(「PSⅡにさよならを」)

●アンソロジー「邂逅書架Ⅱ」参加作(「いつか、ショカと出会うあなたへ」)

●アンソロジー「年表遊戯」参加作(「slip out of」)

アンソロジー「手紙」参加作(「あの子なりの実践的過去改変理論」)



クピドがふたりを射抜くまで

著者:田畑農耕地 装幀:czu

価格:1,000円

2019年11月24日発行

文庫判・318ページ

選んだのは愛か。捨てたのが愛か。

国家プロジェクトの恋愛特区に指定されている二百万人都市、恋島。そこでは脳に埋め込まれた装置クピドナが相性の良い個人間で互いに好意を生み出すことで、住民皆に幸福な恋愛が保証されていた。高三を目前にしても恋人ができずにいた待雪草太は幼馴染の冬蔦銀花とともに社会問題研究部に入部し、クピドナと恋島の本質へ迫っていく――。恋愛が約束された社会で真実の愛を抉る問題作。



田舎へ旅を〈新装版〉《残部僅少》

著者:田畑農耕地 装幀:czu

価格:400円(電子版250円)

2018年11月25日初版発行

2019年12月29日第2版発行

文庫判・82ページ

“今ここ”ではないどこかへ――

鶏の声に起こされ、井戸で汲んだ水で顔を洗い、着替えと朝食を済ませて職場へ。何の変化もない日々に、青年は思わず独りごちる。どこか田舎へ旅行に行きたいものだ――(表題作)。“今ここ”ではないどこかを描きつつ、“今ここ”への皮肉に満ちたショートショート集。

アンソロジー「和」参加作(「平和的講和条約」)

●第9回Text-Revolutions「又旅」参加作

●Text-Revolutions Extra 2「装丁まとめ企画」参加作

※紙書籍版は委託分以外完売しました。



忘れえぬ生涯《残部僅少》

著者:田畑農耕地 装幀:czu

価格:400円

2017年8月20日初版発行

2019年8月11日第2版発行

文庫判・96ページ

誰かと誰かの出会いはいつでも物語を走らせる。

粗末なベッドの上で目を覚ました男。自分がいる部屋にも、枕元の椅子に腰掛けた老婆にも見覚えはない。老婆に名前を問われた男は、自分が何も思い出せないということに気付いた――(表題作)。様々な形の出会いを描いたショートショート六編。

●第7回Text-Revolutions「宇宙遊泳MAP」参加作(「ワープゲート」)

●第7回・第9回Text-Revolutions「ゆるっとSF」参加作

●Text-Revolutions Extra 2「装丁まとめ企画」参加作

※委託分以外は完売しました。